2024年3月29日はAdoのワールドツアー「Wish」のロサンゼルス公演。(日本時間3月30日AM)
全14公演中13公演目、アメリカツアーでの3公演目となりました。
この記事ではロサンゼルス公演のセットリストや会場の様子、そして日本から実際に参加された方のライブレポを紹介します。
Ado 世界ツアー「Wish」ロサンゼルス公演のセットリスト
- 新時代
- うっせぇわ
- ラッキー・ブルート
- レディメイド
- リベリオン
- ウタカタララバイ
- マザーランド
- ギラギラ
- Tot Musica
- 愛して愛して愛して
- 私は最強
- 阿修羅ちゃん
- クラクラ
- 夜のピエロ TeddyLoid Remix
- 心という名の不可解
- 真夜中のドア〜Stay with me〜
MC
- 唱
【アンコール】
- 逆光
- FREEDOM
- 千本桜
- 踊
ロサンゼルス公演|凛月斗さんのライブレポ
現地時間2024年3月29日、Peacock Theaterにて行われたAdoにとって初となるワールドツアー“Wish”のロサンゼルス公演。
そこにあったのは、ボーカロイドと歌ってみたという文化を愛する“歌い手”として世界に闘いを挑むシンガーの姿だった。
開演前、ゆったりとした音楽が流れていた雰囲気が一転、『オールナイトレディオ』のインスト音源が流れ始める。
そこから『クラクラ』『夜のピエロ-TeddyLoid Remix-』のインスト音源が続き、日本と同様、ペンライトを持ったファンたちは早くも光を灯し、リズムに乗って振り始める。
そして『心という名の不可解』のインスト音源が流れた際には、歓声と共に手拍子が起こり、さらに途中で会場の明かりが落とされたことで、一段と大きな歓声が巻き起こった。
『心という名の不可解』のインスト音源が流れ終わると、会場の照明が再び変化する。
ステージにある既にすっかりお馴染みとなったAdo BOX(現地でそう紹介されていた)とスクリーンに、映像の投影が開始された。
日本らしく和傘のアニメーション映像からスタートし、“Wish”の公演が行われる全14都市が順番に紹介される。
「Today…Los Angeles」と表示された際には、会場にAdoを待ちわびたファンたちの大歓声が響いた。
そしていよいよ、ロサンゼルスのステージにAdoがその姿を現す。
Ado BOXに投影されていた映像が消え、彼女の黒いシルエットが登場した。
大歓声と揺れるペンライトの光を前に、Adoのステージが開演する。
1曲目に披露したのは『新時代』。
アメリカでも大きな人気を誇る『ONE PIECE』の大ヒット曲に、会場のボルテージが急上昇する。
会場には『ONE PIECE FILM RED』のキャラクター“ウタ”のコスプレをした人や、関連するTシャツ等を身に着けた人も多く、改めてその人気を感じさせた。
続く2曲目はAdoのメジャーデビュー曲である『うっせぇわ』。
サビの部分では、観客も一緒になって「うつせぇうつせぇうっせえわ」と叫び、会場の雰囲気がどんどんAdoのものになっていく。
そして3曲日に『ラッキー・ブルート』。
日本で行われた全国ツアー、“マーズ”では披露されなかった1曲だ。
「ああああ有り余るブルータリティ」の部分は吐息たっぷりに歌唱するなど、独特なリズムとメロディの楽曲を圧倒的な表現力で歌いあげた。
4曲目には『レディメイド」、5曲目には『リベリオン』と、激しい曲を続けて披露する。
そして6曲日の『ウタカタララバイ』では、難易度の高い高速ラップを完璧に歌唱し、アメリカのファンたちを驚かせた。
7曲日には『マザーランド」、8曲目に『ギラギラ』と、“マーズ”で披露されなかった2曲を続けてパフォーマンスする。
荒々しくがなりを入れたかと思えば、突き抜けるような高音を響かせる。
変幻自在の歌唱テクニックで、ロサンゼルスはますますAdoの虜になっていく。
『ギラギラ』のサビでは、「ギラギラ」や「メラメラ」の部分を観客も一緒になって歌っていた。
続いて9曲目には、再び「ONE PIECE FILM RED」から『Tot Musical 』。
人間離れした圧巻のシャウトで、会場中を驚愕させた。
そして10曲目には、『Adoの歌ってみたアルバム』に収録されたボーカロイド曲『愛して愛して愛して』。
生歌ならではのアレンジを加えつつ、愛への渇望を狂おしく表現する。
Ado自身の圧巻の歌唱はもちろん、アメリカの人々が「愛して愛して愛して」と歌っている光景は非常に印象深く、彼女が歌い”として、愛するボーカロイドを世界に広める役割を果たしていることを強く感じさせた。
11曲目に「私は最強」、12曲目に「阿修羅ちゃん」と大人気曲で会場を盛り上げ、13曲日には「クラクラ」。
これまでとは一転した可愛らしくコミカルな動きと共に歌唱し、Adoの表現の幅をみせつけた。
そして14曲目には『夜のピエローTeddyLoid Remix-』。
自然と体が踊り出してしまうようなRemixに乗せて、ネオンの映像をバックに歌いあげる。
15曲目には『心という名の不可解』。
“マーズ”では披露されなかったものの、ファンの中で常にトップクラスの人気を誇る楽曲だ。
開演前のインスト音源が流れた際にも起きた歓声と手拍子が、海外でもこの曲の人気が高いことを感じさせた。
そして16曲日には、世界的な人気を誇る日本のシティポップ『真夜中のドア~stay with me』をカバー。
会場全体が一緒になって歌いながらペンライトを横に振る光景は、非常に美しく感動的だった。
ここまで全16曲を歌唱したところで、初めてMCが入る。
「Hello,everyone.I’m Ado!!」と挨拶し、会場も大きな歓声で応えた。
MCでは公演前日にサンタモニカを訪れたことなどを報告。
途中で英語に詰まり悔しげに叫ぶ場面もあり、ただ圧倒的なシンガーというだけではない、Adoの人間味があり茶日っ気たっぷりな一面も見せた。
そして、最後の曲とアナウンスして披露したのが『唱』。
会場が一体となって歌い、騒ぎ、踊り、ここまでで最高の盛り上がりを見せた。
本編終了後も観客はその場を動かず、Adoの名前を呼び続ける。
それに応えてアンコール1曲日に披露したのが「逆光』。
そして「FREEDOM』が続き、会場の熱量は右肩上がりに加熱していく。
『FREEDOM』では「手を掲げ」の歌詞を「put your hands up!」に変えて煽るなど、ワールドツアーならではのパフォーマンスを見せた。
そしてアンコール3曲目、特徴的なイントロが流れた瞬間、会場中から絶叫が響いた。
披露したのはボーカロイドを代表する1曲、「千本桜』。
ロサンゼルスの会場に集まったおよそ7000人が、「千本桜夜二粉レ」と合唱する様子は、ボーカロイド文化の世界的な広まりを証明する圧巻の光景だった。
ここで2度目のMCが入る。
このMCでAdoが語ったのは、この日披露した『愛して愛して愛して』や『千本桜』のようなボーカロイド曲、そして「歌ってみた」という文化が、彼女にとっての情熱であるということだ。
世界14都市を周るワールドツアーも、国立競技場でのワンマンライブも、自身は歌い手であるということにこだわり続けて掴み取ったAdoの念が、強く、強く、強くんでいた。
この日Peacock Theaterを訪れたファンたちに、日本の音楽と文化を愛してくれたことへの感謝、そしてこれからも引き続き愛してほしいということを伝え、正真正銘最後の1曲に移る。
披露したのは『踊』。
会場中から巻き起こる歓声や手拍子に応えるように、最強のパフォーマンスを見せつけ、大興奮のままに公演が終了した。
全21曲を披露したWish”ロサンゼルス”公演。
アーティストとしての表現の進化は感じさせつつ、核となる“歌い手”としての念は全くブレないAdoの姿を見せつけられた。
ラストとなるオースティンでの公演を終え、Adoはいよいよ日本に帰ってくる。
4月27日、28日に控えているのは、女性ソロアーティスト史上初となる国立競技場でのワンマンライブ“心臓”。
“Wish”のパフォーマンスを観た人なら確言できる。
“心臓”は、すごいことになる。
ロサンゼルス公演の会場の様子と参戦者の感想
会場の様子
気温の低いシカゴとは打って変わって過ごしやすそうな気候のロサンゼルスですが、会場周辺には開演前からの大行列。
皆さんグッズ販売が目当てのようですね。
参戦者の感想
- 彼女の生のボーカル、楽しそうに演奏するバンド、いつもエネルギッシュな観客たち。本当に忘れられない経験。声を失ったけど、一瞬一瞬に価値があった💙💙💙。ホロと虹のファンもたくさん見かけた🙏🙏。
- Ado!ワールドツアーでLAに来てくれてありがとう!エネルギー、あなたの歌とダンス、そしてセットリストが大好きです!「Tot Musica」と「愛して愛して愛して」は私のお気に入りでした!LAでの再演を楽しみにしています!
- Ado「Wish」は素晴らしかった! 🔥🔥 駐車場に向かう時にバスの横を通りました!!!
- Adoのロサンゼルスでの初コンサートは信じられない体験だった。私は国際的なスーパースターの誕生を目撃した。彼女が音楽創作への情熱とボーカロイド音楽への愛を表現するために、時間をかけて英語を学んだことが大好きです。Ado最高‼︎
Peacock Theater(会場)における物販の売上最高記録を更新!
ライブをぶち上げただけでなく、グッズ販売でも金字塔を立てました!
アメリカのヘヴィメタルバンド「Metallica」の持つ物販売上を、日本の歌い手Adoが大きく更新したとクラウドナインの社長が公表しました。
アメリカの地で世界的に有名なメタルバンドの持つ記録を日本人の歌い手が更新って相当すごいことだよね!?
アメリカで歴史に名を刻んだ瞬間ですね!
おめでとうございます!
メタリカ(英語: Metallica)は、アメリカ合衆国出身のヘヴィメタル・バンド。
1981年に同国西海岸にて結成。2019年までにアルバム総売上枚数が世界中で1億2000万枚を記録するなど[7]、世界的に最も成功を収めたメタルバンドとして知られる。
『グラミー賞』8回受賞(18回ノミネート)[8]。2009年『ロックの殿堂』入り。ローリング・ストーン誌選出「歴史上最も偉大な100組のアーティスト」第61位。同読者選出「最高のメタル・バンド ベスト10」第1位。ウォール・ストリート・ジャーナルの「史上最も人気のある100のロックバンド」8位[9]。
同時期にデビューしたメガデス、アンスラックス、スレイヤーと共にスラッシュメタル”BIG4″と形容された一角として君臨している。
ウィキペディアより引用
Adoちゃん、ロサンゼルス公演お疲れ様でした!
今回も大成功を収めて、次がついに世界ツアー「Wish」の千秋楽・・・!
2月から始まったWishも、終わりを迎えようとしています。
最後の地、オースティンではどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。
決戦の日は現地時間で4月1日。
参加されるファンの皆さん、最後の1音まで魂を込めた歌声を心に刻んできてくださいね!